幸代先生のHappyコラム

目的意識

先日の祖父母参観日では、子ども達は、いい緊張感を持って楽しんで演技し、いつも可愛がっていただいている祖父母の方々のお顔を見て何とも嬉しそうな表情がうかがえました。

さて、この祖父母参観の目的ですが、祖父母の方々へ感謝を込め、演技を披露し、喜んで頂くという目的はありますが、この日まで、自分が選んだ演目をお友達と一緒に練習する中で、楽しさだけではなく様々な葛藤体験も通して心が成長しました。

今後自分が本当にやりたいものに出会った時、諦めず、忍耐強くやり抜く力をこの時期に育て、これから成長していく中で自分の目的に向かって進んでほしいと願っています。

たまに、子ども達から、これ頑張ったら~買ってくれるという発言を聞きます。大人が、頑張ってほしさに物を買い与えるという約束を演技の前にしてしまうと本来の目的とは違う方向に行ってしまいます。

せっかく自分で決めた目的なのに他人の目的にすり替えられてしまうのです。

勉強に関しても同じことで、やるのは本人(子ども)、するもしないのも本人の選択なのです。大人ができるのは、やりたいと思える環境を用意してあげる事。

主体性を育てるために本園で大切にしている事は、子ども達に考えさせ、選択させる。自分が決めたものは責任をもって取り組めるよう励ましていきたいです。

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